2005年10月14日
自然には存在しない図形とサクラダファミリアの関係

■自然界には存在しない図形があるそうです。
なんだかわかりますか?実は、「直線」だそうです。よくよく自然を観察し
てみると確かにそうかもしれません。直線で構成された構造を持ったもの
は想像できません。一見まっすぐな断崖でも直線かというとそうではなく
小刻みに変化しています。
■例えば太古の河川は蛇行していました。一見無駄な線形の様ですが
実は非常に合理的で且つ、理にかなったものだと気がつきます。つまり
水は高いところから低いところへ、また障害物があればそれを避けて下
流へと流れていきます。結果的に自然にとっては最小のエネルギーを使
って至極合理的な線形をかたちづくっていった結果蛇行した河川が出来
上がったわけです。しかしこれは人間が生活するうえでは非常に不便でし
た。なぜなら大雨が降れば氾濫を繰り返し線形がめまぐるしく変化してい
ったからです。そこで人間は考えました。何とか人間が利用しやすい河川
は出来ないものだろうか。その結論は河川を直線的に改修するというもの
でした。その理由は①氾濫する箇所の多くは水流が直接ぶつかるカーブ
の部分なので川の曲がりをなくす為 ②何より曲線より直線のほうが距離
が短くてすみ河川改修費が安くてすむ。そのような理由からでした。
■このことは河川に限らず道路についても同じで、障害物を避けて建設費
がかさむ曲線を多用するよりも、人間が利用しやすい直線が一般的に使
用されています。それらの弊害については改めてお話させてもらいます。
■このように都市にある河川、道路、建物、また目に触れる人工のものは
ほとんど同じ理由で直線が多用されているのが現代社会です。明日学校
や会社でまたその行き返りに気に留めてみてください。改めて直線の多さ
に驚かれるかもしれません。
■人が自然に触れて安心感や安らぎを得ることが出来るのは、直線がな
いからではないかとおもいます。木々や草花、山や川は複雑な曲線の集
まりです。真似をしろと言われてもなかなか出来るものではありません。
■しかし、そんななかにあって人工の構造物でありながら自然に存在する
多重で複雑な曲線を意識した有名な建造物が現在建築中です。タイトル
にあるガウディーのサクラダファミリアをご存知でしょうか。あの曲線を多
用した構造は明らかに自然の曲線を表現しようとしていたのではないか
と思います。他の建造物に比べて異質な魅力はそんなところに秘密があ
るのかなと思っています。
■スペイン バルセロナ
へはこちらからどうぞ


実は非常に合理的で且つ、理にかなったものだと気がつきます。つまり
水は高いところから低いところへ、また障害物があればそれを避けて下
流へと流れていきます。結果的に自然にとっては最小のエネルギーを使
って至極合理的な線形をかたちづくっていった結果蛇行した河川が出来
上がったわけです。しかしこれは人間が生活するうえでは非常に不便でし
た。なぜなら大雨が降れば氾濫を繰り返し線形がめまぐるしく変化してい
ったからです。そこで人間は考えました。何とか人間が利用しやすい河川
は出来ないものだろうか。その結論は河川を直線的に改修するというもの
でした。その理由は①氾濫する箇所の多くは水流が直接ぶつかるカーブ
の部分なので川の曲がりをなくす為 ②何より曲線より直線のほうが距離
が短くてすみ河川改修費が安くてすむ。そのような理由からでした。
■このことは河川に限らず道路についても同じで、障害物を避けて建設費
がかさむ曲線を多用するよりも、人間が利用しやすい直線が一般的に使
用されています。それらの弊害については改めてお話させてもらいます。
■このように都市にある河川、道路、建物、また目に触れる人工のものは
ほとんど同じ理由で直線が多用されているのが現代社会です。明日学校
や会社でまたその行き返りに気に留めてみてください。改めて直線の多さ
に驚かれるかもしれません。
■人が自然に触れて安心感や安らぎを得ることが出来るのは、直線がな
いからではないかとおもいます。木々や草花、山や川は複雑な曲線の集
まりです。真似をしろと言われてもなかなか出来るものではありません。
■しかし、そんななかにあって人工の構造物でありながら自然に存在する
多重で複雑な曲線を意識した有名な建造物が現在建築中です。タイトル
にあるガウディーのサクラダファミリアをご存知でしょうか。あの曲線を多
用した構造は明らかに自然の曲線を表現しようとしていたのではないか
と思います。他の建造物に比べて異質な魅力はそんなところに秘密があ
るのかなと思っています。
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Posted by bbfalco at 03:39│Comments(2)
│ロハスな話
この記事へのコメント
はじめておじゃまします。白パンダです。
たびたびコメントをいただきありがとうございます。
bbfalcoさんの記事は、いつも感心して読ませていただいていました。見識の深さに驚きです。
特に今回の記事は、直線を造る仕事に関わる者として、少しでも変えていかなくては、と思いました。
たびたびコメントをいただきありがとうございます。
bbfalcoさんの記事は、いつも感心して読ませていただいていました。見識の深さに驚きです。
特に今回の記事は、直線を造る仕事に関わる者として、少しでも変えていかなくては、と思いました。
Posted by 白パンダ at 2005年10月15日 01:03
こんにちは白パンダさん
コメント有り難うございます
また、記事についてのご感想有り難うございました。やはり仕事や趣味に関係した事柄について書く事が多いのですが、普段は思っていても酒が入らないと話せない性分なのでそう言って頂けるとうれしく思います。
これからもよろしく御願い致します。
Ps.私も白パンダさんと同じく直線を多用した仕事をしています。
コメント有り難うございます
また、記事についてのご感想有り難うございました。やはり仕事や趣味に関係した事柄について書く事が多いのですが、普段は思っていても酒が入らないと話せない性分なのでそう言って頂けるとうれしく思います。
これからもよろしく御願い致します。
Ps.私も白パンダさんと同じく直線を多用した仕事をしています。
Posted by bbfalco at 2005年10月15日 10:00
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